2015年06月19日

廃業された稲本文華堂の筆を販売します

廃業された五条間之町 稲本文華堂が仕入れておられた筆の販売を ネットでも始めます。

ホームページのカタログ欄の作り直しには、まだ時間が掛りそうですので、取りあえずブログに順次載せていきますので、宜しくお願いします。 
他の平筆なども入れて、新しく場所を作りましたので、こちらをクリックしてみて下さい。http://nakatsufude0620hp.sblo.jp/

※間違いや変更がありましたので、訂正します。
    何卒よろしくお願いします。 7月4日記


濃筆{だみふで}   鹿の尾毛 100%   竹軸(大のみ木軸)

IMG_3490.jpg
    

IMG_3551.jpg
(穂先のアップ、、どの写真もクリックすれば、大きくなります)

濃筆・大....穂の長さ 2寸(約6cm)     根元直径 15o.....3,880円
濃筆・中....穂の長さ 1寸6分(約4cm8o)根元直径 11o.....2,970円
濃筆・小....穂の長さ 1寸3分5厘(約4cm) 根元直径  9o.....2,630円




ローケツ筆{ヌリ筆}   羊毛、鹿の尾毛の混毛  竹軸

IMG_3493.jpg


IMG_3548.jpg


上から
ローケツ筆10号...長さ1寸4分(約4cm2o)  根元直径10o....770円 
ローケツ筆 8号...長さ1寸2分5厘(約3cm8o) 根元直径8o....690円
ローケツ筆 6号...長さ1寸1分(約3cm3o)  根元直径7o....590円
ローケツ筆 4号...長さ9分5厘(約2cm9o)  根元直径6o....540円
ローケツ筆 2号...長さ8分5厘(約2cm6o)  根元直径5o....480円


以上、いずれも稲本文華堂にて、陶器業界関係によく出ていた筆です。



五代目稲本吉雄様は、この6月7日未明逝去されました。
ご冥福をお祈りします。

 稲本文華堂は、代限りでありましたので、
取引されていた刷毛や他の筆の販売も、お客様の便宜も考えまして引き継ぐこととなりました。   何とぞ宜しくお願いします。


IMG_3633.jpg
原種のアジサイ
  大原に住んだ頃、山野草の好きだった中津の春江母が、庭の片隅に植えてくれました。
 毎年、そっと必ず咲いてくれています。
 
posted by Megu at 14:59 | Comment(0) | ホームページ補足

2015年05月23日

稲本文華堂の筆販売を引き継ぐことになりました。

 
IMG_3381.jpg
 5月9日夕、井出町の隅からの大原の眺望〜まん中奥は、比良山です。


中津筆工房の面相筆のみではなくて、稲本文華堂が取引していた刷毛や他の筆の販売も、お客様の便宜も考えまして引き継ぐこととなりました。

 先日4月30日に全商品を引き取りまして、諸々問い合わせや整理をしています。

 ホームページに載せるのはまだしばらく時間がかかりそうですが、取りあえず、工房と大原わいわい日曜朝市にて販売を始めています。


陶器関係に強い稲本文華堂ですので、その関係の平筆や他の筆等いろいろあります。

 ダミ筆    大、中、小
 塗り筆(ローケツ筆)2号.4号.〜10号(偶数番号)
 彩色筆   大大、大、中、小、小小 
 平筆  0号〜12号 

ただ、 稲本文華堂廃業と同時に、1人の面相筆職人さんも引退されましたので、次の5種の筆が、在庫限りとなります。
  ・鼬の巴面相 大 7分、小6分(中津筆工房にも同じ筆名の巴面相がありますが、細く長めです。7分5厘・   6分5厘です) 
  ・狸の面相筆4号、5号、6号。


s-伝統工芸1.jpg


s-伝統工芸2.jpg


 以上ゆえに、何かと忙しい日々、、これもしとかな、あれもせんと、、と言いながら、息抜きも楽しんでいます。
昨日は、樂只苑を訪ねた後、高島屋で開催されている日本伝統工芸近畿展を鑑賞、楽しみました。

 工房を開いてから、直接に面相筆を使って下さっている職人さん作家さんが分かるようになって、その方の作品を観に行く楽しみができました。
 

 

posted by Megu at 16:13 | Comment(0) | ホームページ補足

2015年04月23日

稲本文華堂廃業のこと

中津筆工房が筆を卸してきた稲本文華堂さん、
陶芸の世界では最も有名な筆屋さんです。

奥さんを亡くされてからあまりにもがっかりなさって、
近頃体調が思わしくなかったし、廃業を考えておられました。

そして、引き継ぎを済ましてから3月末ごろには廃業される予定でしたが、その前に入院されてしまいました。
ちょっと不安ではありますが、
病状の良い時に引き継ぎをしていけるようにと思っています。

問い合わせの電話がかかってきています。

中津が製造して、戦前祖父の代より 稲本文華堂に卸してきた面相筆を記しておきます。
 
  金泥書(黒毛)(白毛)、貂毛書、鼬面相大、中、小、 吟面相(清玩ラベル)大、中、小
   鼬毫点附(皆限ラベル)、長鋒面相

 直接、こちらにご注文下さいますように、宜しくお願いします。
  TeL.075-744-2134


IMG_3277.jpg
白い椿に、初めて赤い花が咲いてビックリしました。
こんなことって有るものなのですね。昨日22日大造写す。


IMG_3227.jpg
隣の草むらに、よく雉が来ている。4月6日大造写す。
初めて見た時は、感激でドキドキしたものですが、近頃は随分慣れました。



 
posted by Megu at 13:14 | Comment(4) | ホームページ補足

2014年06月28日

贈答用の箱が出来ました。

no-title


s-IMG_2767.jpg

  2段階大きくなりますので、写真をクリックしてみて下さい。
s-IMG_2782.jpg


 前から箱を作らなくっちゃとは思っていても、、、のん気に後廻しになっていたのですが、

急に贈答用の箱が必要になって、慌てて業者を探しまわり、、、間に合わせることができました。

いろんな筆を入れてみて楽しみました。

  1つ300円です。   贈答用包装をしたのは 500円、、すべて和紙ですし、また、手間が相当かかりますので、よろしく。

※追記 まだ写真は撮り忘れていますが、太い筆で6本入る大きさの箱もあります。価格は同じくです。外寸 28.5×6.1×H2.1
 
s-IMG_2720.jpg
結婚式の引き出物にして頂きました。


s-IMG_2784.jpg


s-IMG_2761.jpg


no-title

  にんじんの花です。  数日前に、わっぱ堂で食事した折に、初めて知りました。

 わっぱ堂は、草木染め大原工房の娘さん、かよちゃん夫婦の古民家レストラン。野菜はすべて大原の野菜で、自分たちでも作っていると。 行こう行こうと思いながらも、やっと初めて行ったのですが、とても美味しかったし、安全な食材ばかりだし、、落ち着ける家庭の中に入っている感覚も良かった。

posted by Megu at 23:03 | Comment(0) | ホームページ補足

2013年09月01日

筆工房・休日の情報  2017年3月4日更新まで

2017年 4月3日より 
・休日情報は、ホームページにて、作成書き込みにしました。

  ー2017年 3月4日更新ー   
 
近日のお休み予定  その都度、書き換えます。

 暫く、書き換えしていなくて失礼しました。
 中津筆工房も、職人としての日常が戻っていますので、お休みの日は少なくなっています。
  しかし、明日(5日)、明後日と留守にしますので、宜しくお願いします。
 
3月5日(日曜) お休みにします。
3月6日(月曜) お休みにします。
3月25日(土曜)は、お休みするかもと、考えています。


   留守番電話に入れて下さるか、夜10時頃までのお電話大丈夫です。
    なお、非表示のお電話は受け付けない設定になっていますので、その場合には
   「186」(いいやろ)を付けて、お電話をくださいますように。
   メールは24時間受け付けています。 koubou@nakatsufude.jp
                    075-744-2134です。
   留守番電話にはお名前とご用件を入れて置いて下さいますように、宜しくお願いします。


ー大原わいわい日曜朝市への出店は、止めました。ー

  朝市に中津筆工房の筆を出店してきましたが、身体に無理になってきましたので、今年2016年1月より出店を辞めました。
  
  朝市会場より約1kmの所に当工房がありますので、どうぞお店の方にお立ち寄り下さい。
 朝9時から夕方6時まで開けています。
手描きの地図を下に載せておきます。

  川沿いですが、車は入れます。運転に心配な方は茶谷さん駐車場に止めて、その旨お知らせください。

  定休日は設けてなく不定休ですが、特に日曜日は、特別の日以外は休みません。
 


Sおまかせ中津筆工房の地図S.jpg


     

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー以下、2012年のブログ添付ー 
  

アーティチョーク(別名チョウセンアザミ)

大原のわいわい朝市には、珍しい花がよく出ますが、初めて出会いました。
まだ、つぼみだったのですが、「ナニ!コレハ!はな?」と真面目に聞きましたよ。

そのつぼみの写真を撮るのを忘れて残念です。
それがまた、古典の絵には欠かせない雰囲気のつぼみ。、、、化石の雰囲気。

一週間経って咲き始めて、何だかドキッとさせられましたね。そうか、、生きた花だったんだ。
大きなアザミです、という自己主張をされたような。
、、ちょっとない花ですね。しかも、食べられるそうです。
IMG_1570.jpg 7月15日
 

IMG_1572.jpg 7月15日


IMG_1574.jpg 7月15日


IMG_1579.jpg 7月16日


IMG_1580.jpg 7月16日



posted by Megu at 00:21 | Comment(0) | ホームページ補足

2013年03月28日

HP補足:新作の狸面相のこと、長さ調節のこと

狸面相 大・中・小 新しく作りました。長鋒狸面相(ちょうほうたぬきめんそう)です。
長鋒狸面相.jpg
1マス5ミリ。上から長さ五分(ぶ)、六分、七分の筆です。一分(ぶ)は,3,03ミリ


 昨年春、ベニシアさんの番組「猫のしっぽ カエルの手」の撮影の中でしたが、
陶芸家の柴田良三さんに試しに使っていただいたところ、
成形して乾燥させた素焼き前の壷に呉須(染め付けに用いる藍色の顔料)で描くのに、
「これは良い」と、気に入って下さった筆です。



新作を作ること自体 大造氏にとって初めてのこと、今までは工房のみにおいていました。

基本は、長鋒鼬面相(ちょうほういたちめんそう)の狸版ですが、同じ長さだと少し柔らかいので、五厘(五りん約1.5ミリ)短くしています。
長鋒鼬面相は、日本画中心によく使われている穂先が細くて長い絵筆です。


ー狸の毛の特徴ー
  ・1本1本の毛が鼬(いたち)の毛に比べて、先の方に膨らみあります。

  ・鼬の毛より、少し柔らかい感触です。

  ・金泥や陶器の顔料、漆など、ねばりのある顔料、画材に向いているようです。

  ・アクリル絵の具には向かないと、一度ネットで書かれているのを見たことがあります。
   身近な人の話でもありませんので、具体的にどうなのか分かりませんが、
    気にかかっています。
   ご意見を頂戴したいところです。

ーーーー 以上ブログに書いて一年以上経ちました。アクリル絵の具を使っている人、数人に直接聞きましたが、全く支障なしとの話でした。−−−−





IMG_1337.jpg
前述の柴田良三さんに筆を試してもらっているところ2012年4月



長鋒狸面相は、新作の筆ですので、10パーセント引きで販売してきましたが、2014年5月1日より定価に戻させていただきました。 いろいろご意見を頂戴致しましてありがとうございました。



   ・長鋒狸面相(ちょうほうたぬきめんそう) 税込み価格です。

    23番 長鋒狸面相 大  ¥2,765−

    24番 長鋒狸面相 中  ¥2,398−

    25番 長鋒狸面相 小  ¥2,074− 





・筆名を狸面相としていましたが、この度 長鋒狸面相に変えました。


・長さを変えられますので、可能な範囲でご要望にお答えできます。再度お買い求めのときにご相談下さい。



 その他の筆につきましても、可能な範囲はありますが、長さの調整をさせていただきます。

元より調整できるように作ってある筆は、08鼬面相,小・09鼬毫点附・10貂毛書・11美保毛書・19金泥書(黒毛)・20金泥書(白毛)・21白毛三号・22鼬金泥書です。

これ以外の筆の場合は、調整できないように止めていますので、次に、その筆を製筆する時まで待っていただくことになります。 時間がかかる場合もありますが、ご相談ください。



 ご意見ご要望を頂くのは、こちらの勉強にもなりますので、

 何なりと遠慮なくお伝え下さいますように宜しくお願いします。


 * ご注文・ご要望やご相談の窓口は、、
 ホームページのご注文についてのページに記しています。
 http://nakatsufude.jp/4_order.html(クリックで、出ます)
 
    


追記;  記事の中で、もう訂正はしましたが、五厘短くしていると書くべきところを、五分短くしていると記していたので、師匠大造氏に大いに笑われました。

尺貫法の生きている職人の世界・・・一時期は、法律にて禁じられていただけに・・・いや、現代においても、禁止令はとかれていないようなのですが、、、、

 しかし、当工房もホームページを開設するにあたって、分とか厘では分かりにくいからと穂先の長さをミリで表示するようにしたために、微妙に長さの変化が生じてしまっていたようです。

鋭い感性の青年より、悲痛な思いの苦言を頂戴しまして、大いに反省。
今は、ホームページの筆カタログの記載はミリのままですが、物差しは元に戻しています。

 という訳ですので、改めまして尺貫法です。

仕方がないので、覚えようと思って調べました。

 一尺(しゃく)は、33m分の10(10÷33)=0.3030303‥‥m  約30.3センチ
 一寸(すん)は、一尺の10分の1・・・・・約3.03センチ
 一分(ぶ) は、一寸の10分の1・・・・・約3.03ミリ
 一厘(りん)は、一分の10分の1・・・・・約0.3ミリ

  どこまでも割り切れないというのが何ともいいですね。






posted by Megu at 00:00 | Comment(3) | ホームページ補足