昨年春、ベニシアさんの番組「猫のしっぽ カエルの手」の撮影の中でしたが、
陶芸家の柴田良三さんに試しに使っていただいたところ、
成形して乾燥させた素焼き前の壷に呉須(染め付けに用いる藍色の顔料)で描くのに、
「これは良い」と、気に入って下さった筆です。
新作を作ること自体 大造氏にとって初めてのこと、今までは工房のみにおいていました。
基本は、長鋒鼬面相(ちょうほういたちめんそう)の狸版ですが、同じ長さだと少し柔らかいので、五厘(五りん約1.5ミリ)短くしています。
長鋒鼬面相は、日本画中心によく使われている穂先が細くて長い絵筆です。
ー狸の毛の特徴ー
・1本1本の毛が鼬(いたち)の毛に比べて、先の方に膨らみあります。
・鼬の毛より、少し柔らかい感触です。
・金泥や陶器の顔料、漆など、ねばりのある顔料、画材に向いているようです。
・アクリル絵の具には向かないと、一度ネットで書かれているのを見たことがあります。
身近な人の話でもありませんので、具体的にどうなのか分かりませんが、
気にかかっています。
ご意見を頂戴したいところです。
ーーーー 以上ブログに書いて一年以上経ちました。アクリル絵の具を使っている人、数人に直接聞きましたが、全く支障なしとの話でした。−−−−

長鋒狸面相は、新作の筆ですので、10パーセント引きで販売してきましたが、2014年5月1日より定価に戻させていただきました。 いろいろご意見を頂戴致しましてありがとうございました。
・長鋒狸面相(ちょうほうたぬきめんそう) 税込み価格です。
23番 長鋒狸面相 大 ¥2,765−
24番 長鋒狸面相 中 ¥2,398−
25番 長鋒狸面相 小 ¥2,074−
・筆名を狸面相としていましたが、この度 長鋒狸面相に変えました。
・長さを変えられますので、可能な範囲でご要望にお答えできます。再度お買い求めのときにご相談下さい。
その他の筆につきましても、可能な範囲はありますが、長さの調整をさせていただきます。
元より調整できるように作ってある筆は、08鼬面相,小・09鼬毫点附・10貂毛書・11美保毛書・19金泥書(黒毛)・20金泥書(白毛)・21白毛三号・22鼬金泥書です。
これ以外の筆の場合は、調整できないように止めていますので、次に、その筆を製筆する時まで待っていただくことになります。 時間がかかる場合もありますが、ご相談ください。
ご意見ご要望を頂くのは、こちらの勉強にもなりますので、
何なりと遠慮なくお伝え下さいますように宜しくお願いします。
* ご注文・ご要望やご相談の窓口は、、
ホームページのご注文についてのページに記しています。
http://nakatsufude.jp/4_order.html(クリックで、出ます)
何なりと遠慮なくお伝え下さいますように宜しくお願いします。
* ご注文・ご要望やご相談の窓口は、、
ホームページのご注文についてのページに記しています。
http://nakatsufude.jp/4_order.html(クリックで、出ます)
追記; 記事の中で、もう訂正はしましたが、五厘短くしていると書くべきところを、五分短くしていると記していたので、師匠大造氏に大いに笑われました。
尺貫法の生きている職人の世界・・・一時期は、法律にて禁じられていただけに・・・いや、現代においても、禁止令はとかれていないようなのですが、、、、
しかし、当工房もホームページを開設するにあたって、分とか厘では分かりにくいからと穂先の長さをミリで表示するようにしたために、微妙に長さの変化が生じてしまっていたようです。
鋭い感性の青年より、悲痛な思いの苦言を頂戴しまして、大いに反省。
今は、ホームページの筆カタログの記載はミリのままですが、物差しは元に戻しています。
という訳ですので、改めまして尺貫法です。
仕方がないので、覚えようと思って調べました。
一尺(しゃく)は、33m分の10(10÷33)=0.3030303‥‥m 約30.3センチ
一寸(すん)は、一尺の10分の1・・・・・約3.03センチ
一分(ぶ) は、一寸の10分の1・・・・・約3.03ミリ
一厘(りん)は、一分の10分の1・・・・・約0.3ミリ
どこまでも割り切れないというのが何ともいいですね。
赤絵の細かい小紋も描きたいのですが、どれかご推薦ください。
お尋ねの件ですが、当工房は長い期間 卸し中心の販売でした。小売を始めてまだ3年弱ですので、少しずつ技法や、どの筆が向いているなどお聞きするのですが、まだまだよく分かっていないことだらけです。
使われている皆様方からご意見をいただけたら最も嬉しいのですが・・・・・このコメントの場に投稿宜しくお願いします。
赤絵の細かい小紋 と言いますと、九谷の赤絵小紋のようなものでしょうか?
イタチの毛が良いのか、狸の毛が良いのか、使われる人によって、手法も技法も異なるようですので、一概に言えないものなのですが、
ある九谷赤絵の職人さんは、10番の貂毛書(イタチ毛)を使われています。
この貂毛書を前回購入なさっていますので、それを使われたら如何でしょうか?
穂が長いので使いづらいようでしたら、短くすることもできる筆です。HPにやり方を記載していますので、参考にしてみて下さい。
また、長鋒狸面相の大を使われていて、もっとふくみがほしいということですが、
新しい筆ですので、今 長さを5厘(1.5_)長く作るように変更することをも考えているところです。
ふくみは少し良くなるでしょうが、使い心地が少し柔らかめになるかもしれません。
まだしばらくお待ち願わなくてはなりませんが、ご希望でしたらお伝え下さいますように 宜しくお願いします。
5分(15_)6分(18_)、7分(21_)と、長鋒イタチ面相より、5厘(1.5_)短い穂に決めました。
特にの希望がありましたら、ご相談下さいますように。