2011年06月29日

若狭 水晶浜の思い出

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6月5日東本願寺のお堀端の睡蓮


あの夏は、いったい いつの時のことだったのだろうか。

何度も、湖西線を使って、敦賀まで、そして水晶浜まで、日帰りで泳ぎに行った夏。

京都駅から敦賀まで特急で1時間で行けるようになって、とても嬉しかったのを覚えている。それが1975年のようだから、その夏かもしれない。
  
私は、たいして泳げないのに、もぐりと飛び込みが大好きだっただけに、一度行っただけで水晶浜がたいそう気に入っていた。
 
白い浜に、いろんな高さから飛び込める格好の良い岩が浜にあり、そして海は暖かかった。

白い原子力発電所が、見えているのであるが、ああ、あれがそうか、というぐらいの感じで、まだ新しかった美浜原発を見ていた。  何も分かっていなかった。

ある日、妹や友達と泳ぎに行った帰り、バスに乗り遅れて、敦賀までタクシーに乗ったときのとこ。


「水晶浜は最高の浜、、、ちっとも寒くないし、、、」など、陽気に喋っていると、

 運転手さん曰く

 「あの原発が出来てから、ぬくい海になったんや。 
 
  うになんか、ひとまわりも、ふたまわりも大きいなって、、、
 
  駅で売ってるやろ、、、都会の人は、お土産に喜んで買うて帰るみたいやけど、、、
 
  わしら地元のもんは、気持ち悪うて、よう食べんわ」 と。



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東本願寺のお堀端の睡蓮と鯉



 それから、もう一度だけ行ったように思う。

運転手さんの云っていたことを、確かめる気持ちで。

太平洋よりもぬくい(暖かい)日本海の海は、 確かにおかしいと、変だと得心した。

 
   ・・・・・・文、6月30日に、続く・・・


  
posted by Megu at 23:15 | Comment(0) | 原発
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