「天と地」255×120p
この作品展のために東京に行くと、昨年から決めていたのですが、この2日に母 西元輝子を亡くし、まだどうにも行けそうにもありません。
94歳でしたし十分に長生きしたと言えるわけではありますが、
そのやすらかな笑みを含んだ永遠への眠りの表情を思うと、
悲しくはないのですが、
やはり 寂しい。
一つの時代の終焉を感じます。
染谷みち子さんは、大原にて出会った大切な親友でありアーティスト。
彼女自身も独特ですが、作品も全く独自のものであり、何だか深い不思議な世界がそこにあります。
恣意的ではなく、はからいの無い所から生じて形となっているのだと思います。
はからいはないが、こうしたいという心の声のまま、感覚を研ぎ澄ましながら、ひたすらに作り続けていく姿勢。
そうするしかなかった自分であり、そうすることで生きられた自分だったのではないでしょうか。
母を亡くしたその狂おしい喪失感からひたすら針を持ち続けた日々があったという話も聞いています。
是非に多くの人に観に行ってもらい、その真なるもの、芯にあるものを感じとってもらいたいです。
染谷みち子さんの、初めての東京での作品展です。
銀座のシロタ画廊にて、10月20日(月)〜25日(土)
「彼女は、竹ぼうきを逆さまに持つのが最も似合う女性。」と、大造氏は、初めて会った時(20数年前)より言っておりますが、、、皆様お楽しみに。
2014年10月16日
染谷みち子 作品展 紅絹(もみ)の布によるキルト
posted by Megu at 18:44
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