墨に硯と、試し書きのスケッチブック・・・朝から強い日差しの10日撮影

7月10日の朝市では、筆でためし書きしているうちに、、、いっぱい俳句が浮かんできたといふ東京からの若きお客さんあり。
吟味して、お財布と相談して、吟面相の中を買ってくださった。
さきちゃんありがとう
ブログに書いてもいいか?と、尋ねて了承してもらったので、、、紹介します。

初蝉の 大原に鳴く 夏らしい哉
風なびく つばめとほる 夏おほはら
夏空に 晴れる空気の 雲多し
夏来るや 腕をパチンと 蚊をたたく
このさきちゃんの俳句で、蝉が鳴き始めたのに気付かされました。
どれも、ありきたりの俳句でないのがいい。、、
ああ、そのとおりと思える大原の今。
字を書くのには、やはり 吟面相(ぎんめんそう)が一番使いやすいようです。
吟面相は、吟ずる・・・俳句や歌を詠むときに使うところから付けられた名前かもしれないと、ふと思います。
巴面相(ともえめんそう)も、着物の下絵などによく使われる筆のようですが、絵画的に字を描くのにも、とても良いようです。

今、大原には、日曜朝市が二つあります。
国道沿いの吉田木材跡に、10年程前に日曜朝市が始まり、一昨年の暮れに、発展して大原の里の駅の所に移ったのは、「大原ふれあい朝市」。
元の場所に残ったのが、「大原わいわい朝市」。
近いので、散歩がてら両方まわれますし、どちらも、賑わっています。
規模が小さい分、また、昔からの風情がある建物だけに、何だか、のんびりできるのは、「大原わいわい」の方だとは思いますが、
どちらも、大原の人を中心に近在の人たちが、家庭で作っている野菜や、花、手作りの物・・小物や服も・・お漬物や餅菓子・・パンにケーキなども、、、また、里山奥深くから採ってきた希少なもの、、、、、いろんな物ありです。
お野菜や花の、日持ちの良いのには、驚かされます。日曜早朝か、土曜日の遅くに取りに行かれているようです。 その上、とても安いです。
私は、「大原わいわい朝市」の方で、家業「中津筆工房」の面相筆 を出しています。
えっ!!こんなところに、こんな専門家用の筆が、、、、と、驚かれたりしますが、
墨を使っての書き心地を見てもらえますし、、、楽しいお仲間が出来て、、、ほんと、出さして貰って良かった。
伝統の技は、途絶えてしまえば、復興できないし、息子に継いで貰うためには、広げていかないと、難しい。 専門家の筆ではありますが、とても良い本物作りのままの筆ですので、是非使ってみてもらいたい。 一本から、送ります。
まずや、日曜朝市お休みしないようにしていますので、御よろしく。
